どんなことを書いていくつもりなのか、最初に列挙してみます。
1.中小企業の会計・税金
中小企業の経営者やこれから起業したいと考えている人にとって、避けて通れないのが、税金です。税金の計算のために会計も必ず必要になります。税金について一般的な勉強をしたければ、国税庁ホームページが一番です。だけど、課税側である国税庁は、どうしても納税者の側からみた税金の説明をすることはできません。そこに、税理士の存在する意義、もっと言えば、税理士が社会から生かされている意義の一つがあると思います。税金のここが重要だなとか、結局、税制はこうなっているのだなとか、僕なりに自分の言葉で説明してみたいのです。具体的には、申告納税制度とか、税務調査はゲームみたいとか、黒字法人は3割引で物が変えるのと同等とか、そんな話しです。
2.中小企業の経営
税理士は会計と税金の専門家であって、経営については税理士の本業ではありません。しかし、会計や税金は何のためにやるのかといったら、それはやっぱり経営のためですよね。それに、会計と税金の勉強をしておいて、すぐその上にある経営について興味を持たないのは、もったいなさ過ぎます。経営学上の新しい知見というのはまったくないと断言できますが、経営というのは、どこにでもある領域ですから。その時々に経験したこと、感じたことを書いてみたい、そんな話しです。
政府とか大企業については書くつもりはありません。政府についてでしたら貞子ちゃんの連れ連れ日記とか、大企業についてでしたらisologue(イソログ)- by 磯崎哲也事務所なんか読むと勉強になります。ただ、大企業の経営といっても結局は小さな経営が大きくなっただけで、原理原則は同じなんじゃないのかという仮説を強く持っていますが。
3.中小企業のIT・ネット
最近でこそ、パソコン(PC)を持っている会社は多くなってきましたが、まだまだPCとインターネットによるインフォメーション・テクノロジー(IT)は進行中です。社内で小規模ながらもサーバーを持ってネットワーク(LAN)を導入しているところは、少ないのではないでしょうか。ネット社会ではネットがない生活なんて考えられないというネット中毒者が大量発生し、現実の社会との乖離がますます進んでいます。そこで、ごくごく基本的なITの運用の仕方をまとめてみたいという気持ちがあります。サーバーといっても、クライアント用PCをサーバーとして運用するというレベルまでです。まずはファイル共有とプリンタ共有ですよね。ファイルのバックアップって、みなさんちゃんとやってるんでしょうかねー。そんな話しです。
その上で、会計ソフト導入の実務的な話しをしたいです。うちの事務所では、エプソンの財務応援を使っていますが、なかなかこういった実務系ソフトを使ってみた感想なんて、ネット上に少ないですよね。とりあえず断言できるのは、PCと会計ソフトがあれば、経理なんて誰でも簡単にできるなんていうキャッチコピーは真っ赤な嘘だということです。細かいTipsを公開してやっぱり難しいんだ!と納得してもらう...ではなくて、こういう要所を押さえておけば、比較的簡単に導入できるよという話しです。
4.読書
読んだ本の感想をちょっとぐらい書いておきたいです。書評というのはおこがましいので、読書感想文の頭をとって読書です。なんにも新たな切り口を提示するものではありませんが、やっぱりみんなと同じようにこう思うよという話しです。
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