つい読んでしまった陰謀論。

Amazon.co.jp: ステルス・ウォー 日本の闇を浸食する5つの戦争: ベンジャミン・フルフォード: 本細部には間違いもあるかもしれません。しかし、全体的にみれば、なかなか説得力があるものの見方と思うのですが。

元財務大臣が自殺した理由とか、石油とドルのつながりとか。もし、圧倒的な権力者がいたとしたら、こういう風に考えて、こんなことをしてもおかしくないなと思えます。

戦争はトップの責任では?

最近、こんなビデオが暴露されて話題になっていました。アメリカ軍がイラク戦争において、無差別殺人に近いことをやっているという記録映像です。再生回数660万回ですから、日本のマスコミが取り上げなくても、世界の注目を集めたことは明らかです。
» YouTube – Collateral Murder – Wikileaks – Iraq

兵士を責めても仕方がありません。それに、たまたまこのような惨状が発生したということではなくて、至る所で似たような状況だったようです。
» イラク戦争退役兵士:「何でもいいから撃て、あとは上官が何とかしてくれる、と言われた」 – みんなの翻訳

考えさせられます。末端がこうなるのは、組織のトップが腐っているからではないか? では、アメリカという国のトップがどのように腐っているのか? テレビではわかりません。その答を『ステルス・ウォー』で垣間見ることができます。

性善説で考えたい

ただ、こういう陰謀のたぐいが、世界全体に対して、どこまで影響力を持つのかは疑問です。例えば、人類を管理する世界政府を樹立するなんていうことは、難しいと思います。著者も、この辺の将来に対する影響力の大きさとか、実現可能性とかは、明言していません。

私は、どちらかというと性善説ですので、こう考えます。悪巧みというのは、そんなにうまくいくことはない。自己中心な思想には、人がついてこない。最終的に、世の中は、人に支持される考え方が広まっていくのではないか。

なので、この本にあるような悪い人達が存在したとしても、その影響力は限定的になるのではないでしょうか。甘すぎる考えですかねぇ。

Each war is different, each war is the same
Each war is different, each war is the same by kevindooley

公開2010-05-06 今まで読んだ本