» 地球はやはりがらんどうだった―すべての惑星を内部空洞にする重力のメカニズムが見つかった
私の読書趣味の中に、一つのジャンルがあります。どういうジャンルかと申しますと、私的には、かろうじて「科学」ジャンルの範疇に入っていると考えているのですが、一般的には、「超常現象・オカルト」に分類されるような内容です。つまり、未知の現象・説明できない事実を、できるだけ科学的に、かつ、客観的に、うまく説明してくれる本です。
このジャンルの代表は、『神々の指紋 (上)』です。最近では、飛鳥昭雄氏に注目しています。
ただし、こういったジャンルの本では、書いてあることをすべて事実と信じてしまったり、逆に、すべてを嘘だと否定してしまってはいけません。今までに勉強した科学の知識を総動員して、あるいは、他の本との整合性を考えながら、本当だろうかと自問自答しながら読むのです。
そして、今日読み終えた、この本の「地球空洞説」は、すばらしい説得力で、知的興奮を味わえました。
地球空洞説の前提
まず、地球空洞説の前提となる理論が、重力だけです。ニュートン力学の万有引力の法則です。既存の科学と照らして、何ら新しいものはありません。
私は、前提に証明不可能な理論や事実を持ち出す本には、興味がありません。例えば、アセンションとか、フォトンベルトとかは、現在興味外です。
なぜ重力理論で星が空洞になるのかを、一言で説明すると、「星の中心は、無重力ですよね。なら、そこにある物質は、周囲に引き寄せられますよね」。いや、これだけでは、説明にならないので、詳細は本を参照していただくということで。
誰か、CGでシミュレーションモデル作ってくれないかなと期待します。
説明できること
この地球空洞説に説得力があるのは、これによってたくさんの事柄を説明できるからです。いろいろあるのですが、箇条書きにしてみます。順番はてきとうです。
- 人類が地球環境に不適合な理由
- プレートテクトニクス理論の欠陥
- 重力異常が存在する理由
- ノアの大洪水が起きた理由、特に、その洪水の水が消えた理由
- 迷子石、世界中の石炭、海底の砂などの地理的疑問
- 磁場がある理由、特に、地軸とずれている理由
- バミューダ海域で晴天時に事故が起きる理由
- 巨大なクレーターが、窪みではなく、凸状な理由
- 水が液体で存在できない火星に、大規模な洪水跡がある理由
- 木星に大赤斑がある理由
どうでしょう。これだけ書いても、何故これらが説明できるのか、よくわからないでしょうけれども、かなりいろいろなことを説明している理論だと思います。
本に書いてないことですが、タンカーを襲うような高波が存在することも、地球空洞説で説明できるのではないでしょうか。
» X51.ORG : 海洋伝説 – 高さ30m、超巨大波の存在を人工衛星が確認
» ディアブラス航海記録 殴り屋屯所 昨日
【追記】
YouTubeに地球膨張説のCG動画がありますね。英語ですが。
通行人 2009-11-02 22:27
高校で物理を習いませんでしたか?
ウィキペディアの冒頭に「万有引力の法則に従えば、球状に対称な凹面の殻内部では、殻の厚さに関わり無く、全ての地点で無重力となってしまうことが解っている」と書いてありますね。高校の物理レベルですがそれが全てを物語っています。ちなみに、空洞の中心に小太陽などあれば、その引力により空洞内部にある物体(人だろうが建物だろうが)は皆太陽に落ちてしまいます(笑)。