ネット上で様々なブログを拝見していると、ユーザビリティ、特にナビゲーションで不便を感じることがあります。独断と偏見で、こうした方がいいという提案をまとめてみます。

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一つのエントリーを「続きを読む」で分離するのはブロガーの好みです。ですけれども、続きを読むで分離する以上は、それなりの分量と内容を続きとして書いておくべきです。読者のクリックは報われなければなりません。

年月日の表示順序

国際的なブログならばともかく、日付の表示順序は日本式に年月日と並べた方が直感的にわかりやすいです。05/06/07と書いてあっても何日なのかわかりません。

ナビゲーションの手段

たまたまたどり着いたエントリーを気に入った読者は、そのブロガーの他のエントリーも読みたくなります。全部を読むための手段をいくつか講じておくべきです。日付順の一覧、カテゴリー別の一覧、月別アーカイブ、新へ・旧へ、など。

注:タグは拾い読みには適していますが、全部のエントリーを順番に読むことはできません。

ボリュームの表示

全部を読みたい読者は、最初にそのブログ全体のボリュームを知りたくなります。数十件ならば、そのままさっと読むかもしれませんが、5000件あったならば、飛ばし読みを検討するかもしれませんし、計画的に読んでいくことを考えなければなりません。総エントリー数、カテゴリー内のエントリー数、月別のエントリー数、一ヶ月の平均エントリー数+開始月のどれかがあれば、全体のボリュームを推測できます。

時間の方向

あらゆる分野で時間は左から右に流れるものとして空間上に配置されています。歴史の年表、理科や数学のグラフtなど。ブログのナビゲーションにおいても、古いものは左に、新しいものは右に置くべきです。書籍のような一塊のコンテンツ内だったら時間の流れを意識する必要はありませんが、ウェブログは時間に沿ってログ(記録)していくものですから、読者は時間の流れを意識します。

次へ・前へでは、どちらへ進めばいいのかわかりません。次へが、次に読むべきもの、すなわち古いものなのか、あるいは、次に書いたもの、すなわち新しいものなのか、言葉からだけでは区別がつきません。時間の流れに合わせて、「←旧 新→」と矢印を配置すれば、わかりやすくなります。最近、Newer,Olderもよく見かけるようになりました。

参考:縦の時間軸

一般的には、古いものが上で新しいものが下にきます。しかし、ブログでは、誕生以来、最新のエントリーを一番上に持ってくる慣例があり、この先入観を逆転させることはできないでしょう。ただし、新しいものを上にすると、どうしても、ストーリーものなど前後関係のあるエントリー群が読みにくくなります。月別やカテゴリー別のアーカイブだけ、古いものから配置すれば解決しますが、そうすると今度は、トップページの最新記事の並び順と逆になり、混乱します。今のところ名案はありません。

Andar sin destino...
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公開2007-12-07 ウェブ