ちょっと看板について勉強しようかと思ってAmazonで検索したら、ちょうどいい感じの本が出てきたので読んでみました。

Amazon.co.jp: 超実戦!繁盛「看板」はこうつくる―お客がどんどん集まる看板づくりのテクニック (DO BOOKS): 中西 正人: 本いやー、ここまでやるんですかと、あきれるほどに徹底的に看板を作るんですね。控えめなんていう言葉はまったくありません。店舗にこれでもかというぐらいに看板を詰め込んでいます。

商売人魂だと思います。こういう徹底さは、税理士が苦手な部分です。勉強して頭ではわかっているけれども、そこまでやらなくてもいいかっていう気持ちが抜けません。この辺りが商売人のすごいところだと思います。

では、なぜ、著者はここまでして看板にこだわっているのかを、考えてみます。やっぱり、前提知識ゼロのお客さんに対して、「うちはこういう商売をやってますよ」と呼びかけるために、ここまでの看板が必要なのだろうと思います。町の不動産屋さんとか、クリーニング屋さんとか、レストランとか、誰でもわかる業種であっても、さらに「うちのお店はこんな特徴がありますよ」と、訴える必要がある。ということですかね。たしかに、これで売上があがるのでしたら、充分にやる価値があると思いますが。

また、看板には、もう一つの効果がありそうです。どういうビジネスをしているのかを、目に見える形にしてくれます。経営者が自身の商売についてあれこれと考えていても、それはほとんど従業員やお客様に伝わっていないものです。経営者の想いを少しでも周囲に伝えることができれば、業績に結びつきます。何も考えていない経営者からは、どんなに手間をかけてもお客を動かすエネルギーが伝わってきませんが、いろいろな想いを抱いて考えている経営者ならば、看板を媒介にして人を動かすエネルギーが伝わるのではないでしょうか。

さいごに

この本は白黒なのですが、巻末の看板事例の無料プレゼントを申し込んだら、カラー写真をいただきました。

写真をみないで看板の話をしてもわかりにくいでしょうから、1枚だけ紹介します。この看板写真をみて、これはやりすぎと感じますか、それとも、わかりやすくていいと感じますか?

看板で集客する店舗

公開2009-07-22 経営全般