最近、パソコン用の液晶ディスプレイが、とんでもなく安いです。
思い起こせば、はじめて液晶ディスプレイをみたのは、12年半前の平成10年2月でした。15インチで23万円。ブラウン管モニターに比べて、机の上が広くなりました。
それから、液晶ディスプレイの性能は上がり続け、値段は下がり続けました。買った液晶ディスプレイは、もの凄い勢いで陳腐化します。
現在では、23インチで2万4千円(送料込)。
» 価格.com – DELL U2311H
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試しに1台買ってみました。今日、届きました。事務職には、これで充分です。デフレ万歳といわざるを得ません。
12年間で価格は、1/10に下がり、性能は、2.6倍に上がりました。
(1920X1080=2,073,600)/(1024×768=786,432)=2.637
発想の転換
これからは発想を変えていかなければいけません。経営的な意味で。
今まで、PCの画面は希少資源でした。小さい画面を以下にうまくやりくりするかを問われていました。
これからは、安価な液晶ディスプレイをふんだんに使って、いかに成果を上げるかを考えなければいけません。
具体的な施策は、全社員のPCを強制的にデュアルディスプレイ化です。一人に、23インチを2枚。ちなみに1枚の横幅は55cmあるので、机の前は、一杯になります。
「そんなに画面があっても使いこなせないよ」と言われるかもしれません。それでも、いいんです。使い方は、使っていくうちに見つかるものです。
ディスプレイによる成果
では、ディスプレイをふんだんに購入したとして、どのような成果があるのか、少し考えてみましょう。
まずは、以下の2点を期待できます。
- 作業スピードの向上
- ミスの減少
また、今までできなかったことも、できるようになります。
- 電子ファイリング
ペーパーレスが叫ばれて久しいですが、なかなか電子ファイリングが普及しない原因のひとつは、画面が小さいことでした。これが解消されます。気軽にPDFを開けるようになりたいものです。
隠された課題
「でも、まだ、別にそんなに液晶ディスプレイを買わなくたっていいのでは」と思っている経営者の方、いらっしゃいますか?
この話は、経営者に対して、重大な問題を突きつけます。すなわち、「会社が、人と金とを比較して、人をどれだけ大切にしているか?」です。
福利厚生的な観点から、
- 社員の目が疲れないように
- 視力が落ちないように
- 快適な職場環境のために
といったことを想起するでしょうが……それだけではありません。
もはやこれは、液晶ディスプレイに限った話ではありませんが、人に対する信頼です。会社から信頼された社員は、生産性を向上させます。行き届いた環境を整備して、目指す方向を示したら、社員もやる気を出して、会社の業績も順調に伸びる、と思うのですが、いかがでしょうか?
そう考えると、もはや液晶ディスプレイは、安い投資ですよ。
これから
ITによる生産性向上は、見えにくいのですが、結構な違いを生み出しているのではないかと認識しています。これから少し具体的なITの活用ノウハウを書いていきたいなと考えています。
さとし 2010-07-15 20:53
デュアル一度使ったら、やめられないよね。
未だに、へんちくりんな液晶を与えてる会社って、、、、
僕なら、自腹で買っちゃうけどね。
でも、iPhoneや、iPadは、ちっこいのに、、ストレスを感じさせない楽しさがあるから、すごいなぁ。
長谷川 俊樹 2010-07-21 16:03
コメントが遅れて申し訳ない。自分のサーバーからのコメント通知をGmailでスパム判定されてた……。
ワイド画面の端が余ってることが多い。高さ同じでも標準よりワイドの方がいい液晶を買える時代。
自宅にも同じ液晶を欲しくなって困る。2画面は机からはみ出る。